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TORENDIA

六日月

本文約2,600字 ・ 読了時間 約6分

あらすじ(AIが作成しました)

秋の京都で一乗寺や八瀬を歩き回り、叡山や坂本を経て夜の高台寺へと足を運ぶ旅の様子を綴る。賑やかな祇園から静寂の円山公園を抜け、下河原町の町並みを歩きながら耳にする三味線やピアノの音に思いを巡らせる。古い門や古琴の調べに京の伝統を感じつつ、夜空に浮かぶ六日月を眺めて一日の騒がしさを癒やすまでを描く。

岩本素白

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🎧 六日月 / 朗読音声: VOICEVOX:もち子さん

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朝早く一乗寺村を歩いて、それから秋晴の八瀬大原、帰りに鞍馬へ登って山端の駅まで戻って来ると、折から小春日の夕日を受けた叡山が、ぽか/\と如何にも暖かそうな色をして居るので、つい誘われて再び八瀬へ取って返し、其処から山を踰えて坂本へ下りてしまった。我れながら余りの愚しき勇猛が悔いられて、その夜は心静かに高台寺の下を歩く。

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