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TORENDIA

幼な子チビコ

本文約420字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

父は肺病で施療病院に、母は稼ぎに出て留守がちな中、祖母のふところで育つ三歳の幼な子チビコの健気な姿を見つめる今野大力の詩。

今野大力

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🎧 幼な子チビコ / 朗読音声: VOICEVOX:波音リツ

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チビコは今年三つになりました、

チビコのお父さんは肺病でねています、

チビコのお母さんは又稼ぎに行くと言っています、

稼がなければ喰べられないから

チビコはある晩ばあちゃんに抱かれてねながら

「メメが痛いメメが痛い」とパッチリ目あけたまま

泣いて泣いて眠りませんでした、

そして翌日、ゲッゲッと食べ物を吐き出しました、

メメは目ではなく腹のようでした、

「チビコお父っちゃんあるかい」

「ある」

「チビコのお母ちゃんバカだね」

「かあちゃんバカないバカない」

チビコは熱心に言いました、

チビコは親の手でだけ育ってはいないのです、

父ちゃんはもう一年も前から遠い施療病院の病床にねたきり

母ちゃんは稼ぎに出かけて留守、

チビコはばあちゃんのふところに入ってねるばかり

チビコは靴を買ってもらいました

母ちゃんが稼いで買ってくれたのです、

チビコはまだ淋しい事を知りません

チビコはひとりで遊んでいます、

父ちゃんは肺病、

母ちゃんは稼ぎ、

ひとりで遊んでるチビコは風邪を引きやすい子です

完

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