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TORENDIA

吾人の文明運動

本文約6,000字 ・ 読了時間 約13分

あらすじ(AIが作成しました)

大日本文明協会会長である大隈重信が、自身の半世紀にわたる文明運動について講演する。本作は、明治維新以降、神武天皇の時代精神に立ち返りつつ、世界万物の善を積極的に取り入れる「開国進取」の国是を論じる。列強と対等に渡り合うためには、学問を通じて欧州の知識や技術を吸収し、国民の知力を高めることが不可欠であると説き、書籍の翻訳・刊行を通じた知識の普及が、国家の発展と平和維持に寄与する最善の策であることを提唱する。

大隈重信

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🎧 吾人の文明運動 / 朗読音声: VOICEVOX:玄野武宏

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諸君、本日は大日本文明協会のために諸君に一言するの機会を得たのを喜ぶ。我輩は実にほとんど五十年、即ち半世紀間、帝国文明のために全力を委ねておるものである。現在に於ても、また将来に於てもそのために畢生の力を尽して自己の生命の有らん限り、この運動を続けようと思う。我輩が大日本文明協会会長としてその名を表しているゆえんは全くこの我輩の志を表しているのである(拍手喝采)。

〔維新・復古と文明的運動〕  文明といえば頗る漠然たるようである。来月には御大典が行わせられるのである。即位の大典は二つの意味を持っている。一つは国の歴史、皇宗皇祖、即ち天壌無窮の神勅に依って万世一系の帝位をここに御践みになる所の儀式である。これは古い国体――国の歴史に導かれておる。而して高御座に座して四海に君臨遊ばすことは将来の国の盛事である。

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