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TORENDIA

「大国主命」

本文約300字 ・ 読了時間 約1分

※本文が短いため「あらすじ」は省略いたします。

坂口安吾

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🎧 「大国主命」 / 朗読音声: VOICEVOX:青山龍星

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どの時代も興味深いが、今が戦争のあとで同時に戦争の前夜のようでもあるから、今に通じている時代に特にひかれるが、実は案外にも、日本の歴史は神話以来一貫して、乱世にまた現代に通じているようです。全然戦争などということにとりあわずに大らかな敗北ぶり無関心ぶり風流ぶりを残している大国主のミコトのようなノンキな大人物は異風(威風と言いたいが)堂々。概して神話や上代は現代のマーケット興亡史に類似していますね。どの時代も今と同じようにコセコセもしているし、無邪気でもない。どの時代を扱うにしても、歴史小説というものは、いつの世もコセコセと無邪気ならぬ人間の仕業に明るい夢を織りこんで涼しい風を吹き流したいな。

完

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