みつばちの 女王
本文約2,900字 ・ 読了時間 約6分
あらすじ(AIが作成しました)
三人の王子が冒険に出かけ、末っ子の「おばかさん」は兄たちと再会して共に旅を続けます。道中で動物たちを慈しんだ末っ子は、訪れた城で魔法を解く三つの難題に挑むことになります。森での真珠探しや海からの鍵の回収といった困難に直面しますが、かつて命を助けたありの王、かも、そしてみつばちの女王の助けを借りて問題を一つずつ解決していきます。最後に最も可愛いお姫様を正しく選び出し、城にかけられた魔法を解いて幸福を手にします。
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むかし むかしのことです。ふたりの王子が、ぼうけんのたびに でかけました。
ところが、王子たちは、すきかってなくらしを はじめてしまって、家へかえろうとはしませんでした。
そこで、おばかさん という名前の、いちばん下のおとうとが、兄さんたちをさがしにでかけました。おばかさんは、やっとのことで 兄さんたちをみつけました。
ところが、兄さんたちは、おとうとをばかにして、
「おまえみたいなまぬけが、世の中でくらしていくのは たいへんなことだぞ。おれたちは、おまえよりも ずっと りこうだが、そのおれたちでさえ、うまく やっていくことが できないんだからなあ。」と、いいました。
それから、三人で そろって でかけました。
やがて、ありのとうの あるところへ、やってきました。
「どうだい、この ありのとうを、ほじくりかえしてやろうじゃないか。そうすりゃ、ちっちゃい ありのやつらは、びっくりして、はいまわったり、たまごをはこびだしたりするぞ。そいつをけんぶつしてやろうぜ。」と、兄さんたちがいいました。
ところが、おばかさんはいいました。
「生きものは、そっと しておいてやってよ。兄さんたちが、ありをいじめたりするのを、ぼく みちゃいられないよ。」
それから、三人は、また さきへあるいていきました。やがて、みずうみにでました。みると、みずうみには、それはそれは たくさんのかもがおよいでいます。
「ようし、あいつらを二、三羽 つかまえて、やき鳥にしてやろう。」
と、兄さんたちが、また いいだしました。
けれども、おばかさんは しょうちしません。
「生きものは、そっと しておいてやってよ。兄さんたちが かもをころすのを、ぼく みちゃいられないよ。」と、いいました。
とうとう 三人は、みつばちの巣のあるところへ、やってきました。みれば、巣のなかには みつがいっぱいあって、それが、木のみきをつたわって ながれています。
「そうだ、あの木の下で 火をたこう。そうすりゃ、はちのやつは、いきがつまって 死んでしまうから、みつがとれるぞ。」
と、兄さんたちは、しきりに いいました。