本文へ移動
TORENDIA

東洋人の発明

本文約9,900字 ・ 読了時間 約20分

あらすじ(AIが作成しました)

東洋人が発明した印刷術、製紙法、羅針盤といった文化遺産が、いかに世界の文明発展に寄与したかを論じる。これらの発明は家元である東洋では旧態依然としたままであったが、西洋へ伝播し改良されることで飛躍的な発展を遂げた。歴史を研究する際、東洋と西洋の文化交流の結節点である西域の重要性を説き、教育現場において地理や歴史を教える際の新たな視点として、これらの事実に注意を払う必要性を説く講演である。

桑原隲藏

🎧 まだ音声版はありません

リクエストが集まると、作家に音声化の需要が伝わります。

💰 この本を応援する(投げ銭)

1 / 16

この論文を讀む人は、拙稿「紙の歴史」「カーター氏著『支那に於ける印刷の起源』」[#底本にはここに「(いづれも本全集第二卷所收)」とある]及び拙著『蒲壽庚の事蹟』(本全集[#「桑原隲蔵全集」]第五卷所收)に載せた、支那に於ける羅針盤の使用に關する記事を參照ありたい。

私は東洋人の發明と云ふ題で、一時間ばかりお話を致します。一體この協議會の趣意から申しまして、學問上のお話を致すよりも、教育上若くは教授上のお話を致す方が適當であることは、私も萬々承知して居りますが、聞く所では、二三日前已にこの席で、白鳥博士が中等教育の東洋歴史とか云ふお話があつたさうで、されば少し目先を變へて、學問に關係の有るお話を申す方が、却つて宜いかとも考へて、取敢へず昨日この題を極めた譯であります。暑い時分にむづかしい話は禁物と云ふことは、勿論承知致して居る。また僅か一時間で、六ヶ敷い話のしやうもありませぬ。其點は御安心下さい。

桑原隲藏の他の作品

同じジャンルの朗読つきの本