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TORENDIA

自分自分の心と云うもの

本文約380字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

女性たちに、他人からあてがわれた目的にただ従うのではなく、自分自身の心に敏感であってほしいと呼びかける宮本百合子の随筆。

宮本百合子

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🎧 自分自分の心と云うもの / 朗読音声: VOICEVOX:雨晴はう

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どうか私共女性たちは、もっと自分自分の心というものに対して、敏感に、よい意味の神経質になりたいと思います。

めいめいが、その事さえしていると自分の全心が勇気と愛に満ち真剣になれ切れると云うことだけに、没頭したら、どんなに真実な力の籠もった生活の調子が出来るでしょう。或る一つの仕事が百人に向き千人に適うものではありません。

ほかからあてがわれた目的に、自分の何かしたい心持をあてがって行くところに、無責任と、自分自身で解決しなければならない煩悶の紛らしがあるのではないでしょうか。そう云う場合、その人は活動して却って純正な意味の心の持ち方に於て低下しまいものでもありません。

働くと云うことは、本当によいことに違いないのだけれども、人生には、ただ上ずみで其日其日働いているだけではどうにもならないことがあります。それをどうしたらよいのでしょう。

〔一九二四年一月〕

完

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