本文へ移動
TORENDIA

風と光と二十の私と

本文約15,100字 ・ 読了時間 約31分

あらすじ(AIが作成しました)

二十歳で中学校を卒業した著者は、代用教員として武蔵野にある小学校の分校へ赴任する。規律を嫌い放縦に育った青年は、荒れた子供たちと向き合いながら、教室での教えや自然との触れ合いを通じて独自の悟りを得る。本作は、世田ヶ谷の竹藪に囲まれた田園での日々と、求道への憧れや将来への不安を抱えつつ過ごした、作家を志す前の青年期の一年を回想的に綴る。

坂口安吾

🎧 まだ音声版はありません

リクエストが集まると、作家に音声化の需要が伝わります。

💰 この本を応援する(投げ銭)

1 / 20

私は放校されたり、落第したり、中学を卒業したのは二十の年であった。十八のとき父が死んで、残されたのは借金だけということが分って、私達は長屋へ住むようになった。お前みたいな学業の嫌いな奴が大学などへ入学しても仕方がなかろう、という周囲の説で、尤も別に大学へ入学するなという命令ではなかったけれども、尤もな話であるから、私は働くことにした。小学校の代用教員になったのである。

坂口安吾の他の作品

同じジャンルの朗読つきの本