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TORENDIA

女性風俗時評

本文約410字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

女同士の会話で「キミ」「ボク」が流行る様を、貴族的な学校の生徒に多いと指摘し、自分の弱点を顧みないモダン・ガールの向う見ずさを評する岸田國士の時評。

岸田國士

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🎧 女性風俗時評 / 朗読音声: VOICEVOX:春日部つむぎ

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女の間に「キミ」「ボク」といふ言葉が流行してゐる。女同士の会話には非常にはやつてゐるのだが、さすがにまだ男と女との会話には余り出て来ない。もつとも男とそんな風な会話をするやうな女性だつたら、なか/\もつて油断のできない強か者であらう。

かうした口をきく女の子は、奇妙にアリストクラテイツクな学校の生徒に多い。例へば家庭では「遊ばせ」言葉を使つてゐるやうな女学生が、友達同士になると反動的に「キミ」「ボク」といふ調子で話をするやうである。

つく/″\考へるのだが、所謂モダン・ガールといふものは、随分向うみずな我儘なものだと思ふ。今更こんなことをいふのはをかしいけれども、話などしてゐると我武者羅で圧倒されるが、彼女達は自分の弱点を少しも反省してゐない。ガンと一つやられゝば参つてしまふのに、少しもそれに気がついてゐないらしい。そんな点は却つて封建時代の女の方がしつかりしてゐたらう。現代はその反動期なのかも知れない。

完

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