本文へ移動
TORENDIA

三太郎の日記 第一

本文約86,900字 ・ 読了時間 約174分

あらすじ(AIが作成しました)

明治四十一年から大正三年まで、六年間にわたる内面生活を綴る。本書は、自己の悲哀や希望、そして人生への信頼を失った疑惑の時代から、再び信頼を回復するまでの過程を記録した断片的な文章を収める。著者は、矛盾を抱えながらも暗闇の中で光明を求める自身の姿を描き出し、過去の未熟な自分と向き合いながら、現代を生きる人々に向けた思考の軌跡を提示する。各文章を通じて、矛盾を正視しつつ活路を求める精神的な成熟の過程を克明に記したものである。

阿部次郎

🎧 まだ音声版はありません

リクエストが集まると、作家に音声化の需要が伝わります。

💰 この本を応援する(投げ銭)

1 / 118

[#ページの左右中央]

Es irrt der Mensch, solang er strebt.

[#改ページ]

自序

此類の書は序文なしに出版せらる可き性質のものではない。自分は自分の過去のために、小さい墓を建ててやるやうな心持で此書を編輯した。自分は自分の心から愛し且つ心から憎んでゐる過去のために墓誌を書いてやりたい心持で一杯になつてゐる。

阿部次郎の他の作品

同じジャンルの朗読つきの本