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TORENDIA

きょうだいの のねずみ

本文約1,000字 ・ 読了時間 約3分

あらすじ(AIが作成しました)

畑で震えていた兄弟の野ねずみは、冬の間だけ家へ来ないかと誘う家ねずみと出会う。ねこがいることを心配する野ねずみに対し、家ねずみは大丈夫だと笑い、夜の引っ越しを約束する。兄弟は手土産にどんぐりを拾い、家ねずみの案内で天井裏へと向かう。一方、家ではおばあさんが物音を耳にし、こたつにいたとらねこに様子を見に行かせる。野ねずみたちの訪問と、それを迎え入れる家ねずみたちの交流を描く物語である。

小川未明

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🎧 きょうだいの のねずみ / 朗読音声: VOICEVOX:雨晴はう

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はたけの 中で、きょうだいの のねずみが ふるえて いますと、とおりかかった いえねずみが、

「冬の あいだだけ わたしの うちへ おいでなさい。」

と いいました。

「ありがとう ございます。けれど、ねこが いますでしょう。」

と、のねずみが ききました。

「だいじょうぶですよ。いつも こたつに はいって ねむって いますから。」

と、いえねずみは わらいました。

「そんなら ばんに、おひっこしを しますよ。」

と、のねずみと、いえねずみは、やくそくを して わかれました。

「なあ おとうと、なにを おみやげに もって いったら、いい ものだろうな。」

と、あにねずみが いいました。

「どんぐりの みを ひろって いきましょうよ。」

と、おとうとねずみが こたえました。

「なるほど それが いい、おさかなや ごはんを たべあきて いる いえねずみさんには、どんぐりの みが めずらしいだろう。」

と、あにねずみも さんせいしました。

二ひきの のねずみは、さっそく、どんぐりの 木の 下へ きました。そこには きのう、正ちゃんと 竹子さんが、おままごとを して あつめた どんぐりが たくさん おちて いました。竹子さんが、

「この 一本のが おにんぎょうよ。」

と いうと、

「四本足のが おうまだよ。」

と、マッチの ぼうを どんぐりに さして、正ちゃんが いいました。きょうだいの のねずみは おうまや おにんぎょうを みて わらいました。

その ばんは さむい いい 月夜でした。あたりは ぎんの こなを まいたように、しもが ひかって いました。

いえねずみは、かきねの ところまで むかえに でて いました。

「さあ、えんりょは いりません。この あなから おかっての たなを つたわって てんじょうへ おあがりなさい。」

と、いえねずみは あんないしました。気の 小さい のねずみが びくびくして いますと、いえねずみは 先に なって、どんぐりを てんじょういたの 上で ころ、ころ、ゴト、ゴト、と ころがしました。

「のねずみさんたちが やって きた、にぎやかに なって いいな。」

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