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TORENDIA

長閑なる反目(三場)

本文約15,400字 ・ 読了時間 約31分

あらすじ(AIが作成しました)

八畳の座敷に暮らす保根と野見は、無職のまま困窮した生活を送っている。野見は保根の再就職を世話しようと奔走し、互いの将来や日々の不満について議論を交わす。一方、保根の姉であるもえ子は、別居中の夫との金銭問題を抱え、弁護士を通じた解決を模索する。折しも家賃の督促に訪れた大家の妻が不穏な噂話を残していく中、野見のもとを美奈子が訪れ、自身の身の上や金銭の相談を持ちかける。逼迫した日常の中で、登場人物たちの寄る辺ない生活を描く。

岸田國士

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人物

保根

もえ子

野見

丸地

くみ

美奈子

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第一場

保根の家――八畳の座敷――机が二つ部屋の両隅に並んでゐる。

保根は一方の机に向つて、何か調べものをしてゐる。

野見は縁側に座蒲団を持ち出して日向ぼつこをしてゐる。

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