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TORENDIA

〔夕陽は青めりかの山裾に〕

本文約220字 ・ 読了時間 約1分

※本文が短いため「あらすじ」は省略いたします。

宮沢賢治

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夕陽は青めりかの山裾に

ひろ野はくらめりま夏の雲に

かの町はるかの地平に消えて

おもかげほがらにわらひは遠し

ふたりぞたゞのみさちありなんと

おもへば世界はあまりに暗く

かのひとまことにさちありなんと

まさしくねがへばこころはあかし

いざ起てまことのをのこの恋に

もの云ひもの読み苹果を喰める

ひとびとまことのさちならざれば

まことのねがひは充ちしにあらぬ

夕陽は青みて木立はひかり

をちこちながるゝ草取うたや

いましものびたつ稲田の氈に

ひとびと汗してなほはたらけり

完

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