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TORENDIA

宮沢賢治の世界

本文約910字 ・ 読了時間 約2分

あらすじ(AIが作成しました)

概念的な言語化が及ばない深遠な世界への恋慕を生涯貫いた宮沢賢治の精神を論じる。芸術家が対象を名辞に還元せず、本来の姿を捉える際の意識のあり方を解説する。固定観念を排除し、面白さが限界に達するまでの過程を重視する姿勢など、自身の想像力を活動させるための指針をノート形式で綴る。芸術において何が本質的であり、何が衰退を招くのかについて、詩人の視点から独自の芸術論を提示する評論である。

中原中也

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🎧 宮沢賢治の世界 / 朗読音声: VOICEVOX:玄野武宏

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人性の中には、かの概念が、殆んど全く容喙出来ない世界があつて、宮沢賢治の一生は、その世界への間断なき恋慕であつたと云ふことが出来る。

その世界といふのは、誰しもが多かれ少かれ有してゐるものではあるが、未だ猶、十分に認識対象とされたことはないのであつた。私は今、その世界を聊かなりとも解明したいのであるが、当抵手に負へさうもないことであるから、仮りに、さういふ世界に恋著した宮沢賢治が、もし芸術論を書いたとしたら、述べたでもあらう所の事を、かにかくにノート風に、左に書付けてみたいと思ふ。

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