死神の名づけ親(第一話)
本文約3,600字 ・ 読了時間 約8分
あらすじ(AIが作成しました)
13人目の子を授かった貧しい男は、名づけ親を誰にするか思案する中で、金持ちも貧乏人も分け隔てなく扱う死神をその役目に選ぶ。後に名医として成功した息子に対し、死神は病人の足元に立った際は助からないと宣告する役割を与える。息子は王や姫を救うため、死神の意志に背いて病人の位置を入れ替える禁断の術を繰り返した。ついに怒りを買った息子は、死神の洞窟へと連れ去られ、自らの寿命が尽きようとしていることを知る。
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びんぼうな男が、子どもを十二人もっていました。それで、その子どもたちにパンをたべさせるために、男は、いやおうなしに、昼となく夜となく働きつづけました。そこへ十三人めのが産声をあげたものですが、こまってばかりいてもどうにもならず、ままよ、いちばんはじめにばったりでくわした者を名づけ親にたのんでやれとおもって、大通りへとびだしました。
男にでくわした初めてのもの、それは神さまでした。神さまには、男のくよくよ思ってることがちゃんとおわかりですから、
「かわいそうに! 気の毒な人だね。わしが、おまえの子どもに洗礼をさずけてあげよう、その子どものめんどうをみて、この世で幸福なものにしてあげよう」と、仰せになりました。
「どなたですか、あなたは」と、男が言いました。
「わしは、神さまだよ」
「それでは、あなたを名づけ親におねがいするのはおやめだ」と、男が言いました、「あなたは、金もちにゃ物をおやりになって、びんぼう人は腹がへっても知らん顔していなさる」
男は、神さまが富と貧乏とを、大きな目でごらんになって、うまく分配なさるのがわからないものですから、こんな口をきいたのです。こんなわけで、男は神さまに背なかをむけて、すたすた歩いて行きました。そこへ悪魔がやってきて、
「なにをさがしてるんだ。おいらをおまえの子どもの名づけ親にすれば、子どもに金貨をしこたまやったうえに、世の中の快楽ってえ快楽を一つのこらずさせてやるがなあ」と言いました。
「どなたですえ、あなたは」と、男がきいてみました。
「おいら、悪魔だよ」
「それでは、あなたを名づけ親におねがいするのは、ごめんこうむる」と、男が言いました、「あなたは、人間をだましたり、そそのかしたりしますね」
それからまた、すたすた歩いて行くと、かさかさになった骨ばかりの死神が、つかつかとやってきて、
「わしを名づけ親にしなよ」と言いました。
「どなたです、あなたは」と、男がきいてみました。
「わしは、だれでもかれでも一様にする死神さ」
これをきくと、男は、