本文へ移動
TORENDIA

ニュース映画と新聞記事

本文約3,100字 ・ 読了時間 約7分

あらすじ(AIが作成しました)

ニュース映画と新聞記事の特性を比較し、両者の本質的な相違を論じる。新聞の社会記事は紋切り型の公式的な概念で事象を画一化するが、レンズとフィルムで記録されるニュース映画は、瑣末な現象をも含めて具象そのものを映し出す。カメラという新しい認識の器官を通じ、人間界や自然界の真なるものを発見する可能性を提示し、映画が持つ高い啓発的役割と、将来的な発展への期待を綴る。

寺田寅彦

速度
🎧 ニュース映画と新聞記事 / 朗読音声: VOICEVOX:青山龍星

💰 この本を応援する(投げ銭)

1 / 5

ニュース映画は新聞紙上の報道記事の代用または補充として用いられるものと通例考えられているようであるが、この両者の間の本質的な差別の目標については、少なくも自分の知っているだけの範囲では、まだあまり立ち入った分析的考察が行なわれていないように思われる。しかし、そういう考察を進めて行けば、その結果は、ニュース映画の将来の発展に対して、少なくもなんらかの指針となるべき暗示を生み出すであろうと想像される。自分はこの問題に関してまだ少しも系統的に考察をしてみたわけではないが、ただわずかばかり思いついただけのことをここにしるしてそういう考察の端緒とし、また後日の参考に供したいと思う。

寺田寅彦の他の作品

同じジャンルの朗読つきの本