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TORENDIA

ますます確りやりましょう

本文約3,400字 ・ 読了時間 約7分

あらすじ(AIが作成しました)

八十日間の検束から解放された著者は、自身が編集長を務める雑誌『働く婦人』の読者へ向け、日本プロレタリア文化連盟に加えられた官憲による激しい弾圧の実態を報告する。帝国主義戦争への準備を進める支配階級が、勤労大衆の階級的自覚を恐れて行う不当な暴圧を告発し、投獄された同志たちの釈放運動や、危篤状態にある今野大力への支援を訴える。プロレタリア文化を守るための団結と闘争を強く呼びかける随筆である。

宮本百合子

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🎧 ますます確りやりましょう / 朗読音声: VOICEVOX:もち子さん

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みなさん、しばらくでした。

私は去る四月七日、ブルジョア、地主の官憲が日本プロレタリア文化連盟に加えた狂気のような暴圧によって捕えられ、六月二十五日、八十日間の検束の後、再び自由を奪いかえして出て来ました。幸い、体も大しては悪くならず、また活動できるようになったその第一の挨拶を送ります。そして、わたしら『働く婦人』共通の問題として、今度の経験をみなさんに簡単に報告したいと思います。

ちょうど『働く婦人』五月号の原稿締切が目前に迫った四月七日の夕方でした。私がよそから何心なく家へ帰って来たら、警視庁特高の山口がはり込んでいて、任意出頭の形式で所轄署へ来いということです。(この山口というのは文化団体関係では有名な白テロ係りで、去る六月十九日の日本プロレタリア文化連盟拡大協議会が築地小劇場であった時、明治大学の学生の頭をステッキで破って目下職権濫用、傷害罪で告訴されています)所轄署駒込署へ行くと、中川というこれも文化団体弾圧専門の特高が待ちかまえていて、日本プロレタリア文化連盟のことで私を調べなければならぬということです。私は日本プロレタリア文化連盟の活動が、われわれ勤労大衆の現実の生活とどんなに強く結びついているものであるかを知っているから、文化連盟に関して調べるといわれても心配は一つもありませんでした。すでに三月二十七日頃から敵は文化連盟への攻撃を開始し、書記長小川信一をはじめ窪川・壺井・村山・中野など大切な同志をひっぱって行っている。敵が大規模にわれわれ日本プロレタリア文化連盟への打撃を計画していることは明らかなのでありました。

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