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TORENDIA

東宝争議について

本文約330字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

戦後の文化が商売のために独創性を失っている現状を憂い、赤でも黒でもない広い幅の中で進歩性を守り抜くことの大切さを、東宝争議に寄せて説く宮本百合子の時評。

宮本百合子

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🎧 東宝争議について / 朗読音声: VOICEVOX:もち子さん

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一般文化の問題として多くの人が注目している。かつては戦争のために押殺された文化が、今は金もうけのために独創性を発揮出来なくなっている。一九三〇年以来赤をやっつけることは一般の事になっているが、それはほんの一部のものにすぎないようだけれど、進歩的な分子をオミットすることであの戦争だってみちびき出されて来た。だから赤でも黒でもない普通の広い幅の中に、我々は進歩性を強く護っていくことで道幅を広くしなければならない。世の旧い常識に対して分別の幅として思想性の包括力を持たなければとても勝てない。東宝の争議も解決をいそがずに会社のアキンド根性に対して大きく幅広く文化運動をおこしていただきたい。我々は外から協力する、同時に国会も十分これに力を貸してほしい。

〔一九四八年四月〕

完

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