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TORENDIA

アメリカ文化の問題

本文約1,500字 ・ 読了時間 約3分

あらすじ(AIが作成しました)

アメリカの文明が物質的な繁栄の一方で精神的に空虚であるというパール・バックの見解を起点に、高度資本主義がもたらす人間性の危機を論じる。特に新聞やラジオなどのマス・コミュニケーションを通じた行動や思考の画一化であるキャナライゼーションが、個人の自律的な判断をいかに麻痺させ、民主主義にどのような影響を及ぼすかを考察する。さらに教育現場における弊害も含め、現代社会が抱える文化的な諸問題を批判的に検証する。

宮本百合子

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🎧 アメリカ文化の問題 / 朗読音声: VOICEVOX:春日部つむぎ

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パール・バック女史の問題のつかみ方は、さすがに作家らしくて、わたしにも皆さんにも同感されたのだと思います。パール・バックはアメリカの今日の文明をちょうど子供が新しいすばらしい玩具の作り方を発見して、それに夢中になっている状態に似ているといっている(物質的には美しいが、精神的には極度に空虚であると感じられる理由について)今日この空虚感がどんなに深く大きくアメリカの人々の感情にもしみ入っているかということは、ニューヨークですばらしい成功をおさめているという日本人画家国吉氏の作品の写真をみた時も感じたし、先ごろ注目された「アメリカ交響楽」をきいても感じられたことでした。

パール・バックは、文明の新しさに自分から陶酔している状態としてみているらしいけれども、客観的に世界の歴史の進んできた足どりからみれば、これはアメリカの世界最大の資本主義がもたらしている人間の悲劇です。

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