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TORENDIA

働く婦人の結婚と恋愛

本文約530字 ・ 読了時間 約2分

あらすじ(AIが作成しました)

ソヴェト・ロシアにおける結婚と離婚の在り方を踏まえ、働く婦人にとっての恋愛と結婚の理想像を論じる。結婚や恋愛を生活や仕事から切り離すのではなく、階級的立場を基礎とし、同じ仕事を通じて結びつくことの重要性を説く。さらに、結婚後に政治的な意見が異なった場合の対応について、個人的愛情を超えた階級的な任務という観点から、互いに高め合う努力の必要性と、どうしても意見が一致しない場合の判断基準を具体的に提示する。

宮本百合子

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ソヴェト・ロシアでは、結婚にしても離婚にしてもとても自由です。自由と云っても、ブルジョア的な自由ではない。子供に対しては、勿論、お互に責任を持たねばなりません。

私たちの結婚は、結婚とか、恋愛とか、そう云うものを、単にそう云うものとして、私たちの生活から切り離して考えるのではなく、結婚も恋愛も、私たちの生活の、仕事の一部分として、仕事によって結ばれるのでなければなりません。お互いの階級的立場――相手がどういう立場にあるか、自分たちの階級のために働いてゆく人であるかどうか、是は、勿論、基礎的な問題です。従って、私たちの恋愛も結婚も、それぞれの仕事を中心として、同じ仕事をやっている人たちの間に、仕事を通じて結ばれます。

こう云う事が考えられます。結婚当時、同じ政治的な意見を持っていた人たちでも、結婚後、政治的に意見がちがって来る場合があります。そんな場合、私たちは、自分だけが進んだからと云って、すぐに分れてしまうのではなく、お互に勉強し、高めあってゆかねばならないと思います。それは個人的な愛情の問題ではなくむしろ、階級的な任務の問題です。そしてその上でどうしてもお互の政治的な意見がちがう場合、その時、初めて私たちは分れなければならないのです。

〔一九三二年三月〕

完

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