TRENDIA CLASSIC
はじめに
楠山正雄
1 / 3
名だかい「青い鳥」のお芝居を、少年少女の皆さんのためにできるだけやさしく、讀みやすく、物語風に書きやはらげてみました。
「青い鳥」の原作は、六幕十二景といふ長いお芝居で、今から三十年あまり前に、近代のベルギーの大詩人で、モリス・メーテルリンクといふ人が書きました。このお芝居がヨーロッパのどこの國でも大へんな評判になつて、わが國にもつたはつてたび/\舞臺で演じられ、すこし大げさにいふと、世界ぢうの劇場の樣子が、この芝居一つのおかげできふにかはつたといはれるくらゐでしたし、作者のメーテルリンク氏は、そのごはうびに、ノルウェイ政府からノベル平和賞といふものをもらふことにもなりました。
さて、「青い鳥」が出て十年ののち、「青い鳥」のつづきに、「いひなづけ、又の名青い鳥のえらぶもの」といふ、これも五幕十一景といふお芝居をおなじ作者が書きました。今、この二つの作を一つにつづけて、第一部「幼年の卷」、第二部「少年の卷」として、わたくしはこの物語を書きました。(それを書くについては、メーテルリンク氏の夫人のジョルジェット・ルブランさんの書いた「子供のための青い鳥」、メーテルリンク氏の全作品の專門飜譯家としてきこえたアレグザンダ・デ・マトーズ氏のおなじく「子供のためのチルチル」といふ二つの本がもとになりました。)それは、どちらもチルチル、ミチルの兄妹の物語で、ことに男の主人公のチルチルが、前は十一歳の幼年時代、のちは十七歳の少年時代とわかれて、活躍してゐるからです。
楠山正雄の他の作品
TRENDIA CLASSIC
赤い玉
楠山正雄
赤い玉
楠山正雄
TRENDIA CLASSIC
安達が原
楠山正雄
安達が原
楠山正雄
TRENDIA CLASSIC
牛若と弁慶
楠山正雄
牛若と弁慶
楠山正雄
TRENDIA CLASSIC
一寸法師
楠山正雄
一寸法師
楠山正雄
TRENDIA CLASSIC
浦島太郎
楠山正雄
浦島太郎
楠山正雄
TRENDIA CLASSIC
瓜子姫子
楠山正雄
瓜子姫子
楠山正雄
TRENDIA CLASSIC
大江山
楠山正雄
大江山
楠山正雄
TRENDIA CLASSIC
一本のわら
楠山正雄
一本のわら
楠山正雄
TRENDIA CLASSIC
鬼六
楠山正雄
鬼六
楠山正雄
TRENDIA CLASSIC
和尚さんと小僧
楠山正雄
和尚さんと小僧
楠山正雄
TRENDIA CLASSIC
姨捨山
楠山正雄
姨捨山
楠山正雄
TRENDIA CLASSIC
かちかち山
楠山正雄
かちかち山
楠山正雄