TORENDIA
八ガ岳大門沢
松濤明
TORENDIA
八ガ岳大門沢
本文約350字 ・ 読了時間 約1分
あらすじ(AIが作成しました)
昭和十六年八月、清里から大門沢を経て赤岳北峰へと単独で登った一日の行程を、時刻とルートとともに淡々と記す松濤明の登山記録。
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🎧 八ガ岳大門沢 / 朗読音声: VOICEVOX:雨晴はう
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松濤明 単独 昭和十六年八月十一日 曇時々雨 清里(七・四〇)―大門沢本流(一一・〇〇)―バットレス下(一三・二〇)―リッジ(一三・五〇~一四・〇〇)―赤岳北峰(一四・二五~一四・三〇)―清里(一六・三五)
甲府で駅弁を買いそこね、小淵沢のチャチなチラシで朝食をしたため、初めから終りまで顎を出した一日。大門沢下部では複雑な地形に手痛くほんろうされる。両俣とも被った滝に入口を扼された顕著な二俣を右に入り、烏帽子状ピークのガリーを登ってピーク背後のリッジへ出た後、リッジをバットレス下へと辿る。
腹がへって目が廻りそうなので、赤岳へ最短コースによって登るべく、バットレス正面やや右寄りのチムニーに入ったところが、不精の天罰てき面、とたんに雨をくい、チムニー上部で苦心した。リッジは這松で、主に左側を登って北峰に達す。
完