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TORENDIA

炭取り

本文約250字 ・ 読了時間 約1分

※本文が短いため「あらすじ」は省略いたします。

田中貢太郎

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🎧 炭取り / 朗読音声: VOICEVOX:波音リツ

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母親を無くした小供が、ある夜、ふと眼を覚ました。その室は二階で、傍には親父をはじめ二三人のものが寝ていた。

と、梯子段をみしみしと云わして、あがって来る者があったが、やがてそれが障子をすうと開けて入って来た。それは死んだ母親であった。小供はおっ母さんが来たなと思って見ていると、その女は、入口の火鉢や炭取をかたよせてある処を通って、小供の枕頭の方に来ようとしたが、その拍子に衣服の裾が炭取にかかると、炭取りはぐるりと左から右に動いてその位置が変った。その時、祖父をはじめ傍に寝ていた者は皆いっしょにうなされた。

完

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