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TORENDIA

マルは しあわせ

本文約740字 ・ 読了時間 約2分

あらすじ(AIが作成しました)

かわいいねこのマルを飼うまあちゃんは、なぜかマルからおしろいの匂いがすることに気づく。母親は近所へ遊びに行っているのではないかと推測する。その後、まあちゃんは新しく近所に引っ越してきた同級生のとめ子ちゃんと仲良くなり、その家を訪ねる。とめ子ちゃんの家には毎日マルが遊びに来ており、家族みんなから可愛がられている様子を目の当たりにする。マルが複数の場所で愛されていることに、まあちゃんは幸福を感じる様子を描く。

小川未明

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🎧 マルは しあわせ / 朗読音声: VOICEVOX:青山龍星

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マルは かわいい ねこです。まあちゃんが とても かわいがって いました。

「ねえ おかあさん、マルが おしろいくさいよ。」

と、まあちゃんが いいました。

「どうしてでしょう。あんたの はなの せいじゃ ない?」

と、おかあさんは おっしゃいました。

「マルや、ここへ おいで。」

と、まあちゃんは マルを よびました。マルは よろこんで、まあちゃんの そばへ きて、ころがりました。まあちゃんは、マルの あたまを かぎました。

「やっぱり おしろいくさいよ。」

「マル、どうして おまえは、おしろいくさいの?」

なんと きかれても、ねこですから ごへんじが できません。

「きっと、どこか おねえさんの ある おうちへ いって、かわいがられて いるのでしょう。」

と、おかあさんが おっしゃいました。

「どこかしら。」

と、まあちゃんは かんがえました。

「ああ、こして きた あの おうちだよ。」

十日ばかり まえに、あちらの あたらしい 二かいやへ、こして きた おうちが ありました。そこには かわいらしい 女の 子が います。ことしから 学校へ あがって、じぶんと おなじ くみです。

あくる日の あさ、みちで、

「とめ子ちゃん、いっしょに いきましょう。」

と、まあちゃんが こえを かけました。

「ええ、いっしょに いきましょう。」

と、かけて きました。

「あそびに いらっしゃい。」

「あんたもね。」

ふたりは なかよしに なりました。

まあちゃんは とめ子ちゃんの おうちへ あそびに いきました。

「まあちゃん、おはいり。」

と、とめ子ちゃんは よろこびました。とめ子ちゃんの おうちには、おねえさんが ふたり ありました。

「マルが あそびに くる?」

と、まあちゃんが きくと、

「まい日 くるわ。」

と、とめ子ちゃんが いいました。

「かわいい ねこね。」

と、おねえさんたちも いいました。マルは みんなに かわいがられて、しあわせだと、まあちゃんは おもいました。

完

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