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TORENDIA

頼母しき求縁(一幕)

本文約9,500字 ・ 読了時間 約19分

あらすじ(AIが作成しました)

結婚媒介所を舞台に、娘の汲子とその父奥造が、縁談相手の和久井幕太郎と対面する様子を描く。娘は結婚相手に対して高等教育や一定の資産、礼儀正しさなどの細かな条件を掲げていたが、対面した幕太郎は条件をことごとく満たしていない。しかし、率直で奇妙な言動を見せる幕太郎に対し、汲子は次第に惹かれていく。父もまた、娘が満足げな様子であることから、相手の経歴や条件の不一致を意に介さず、縁談を前向きに進めようとする。

岸田國士

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人物

十倉奥造   五十

娘 汲子   二十二

和久井幕太郎 二十八

従兄亜介   三十一

平木曾根   四十

[#改ページ]

ある結婚媒介所の見合室――二階。

洋風にしつらへた八畳の日本間――事務室とも応接室ともつかぬ家具装飾。所長平木曾根が、十倉奥造と、その娘汲子を案内してはいつて来る。

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