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TORENDIA

こども風土記

本文約44,200字 ・ 読了時間 約89分

あらすじ(AIが作成しました)

各地に残る「鹿鹿角何本」という指遊びや、かつての子供たちによる月見団子泥棒や雛荒らしといった悪戯について、民俗学的な視点から考察を綴る。筆者は、これらの遊びがかつてはいかに生活に根ざし、大人たちから許容されていたかを振り返る。また、子供たちの遊びに見られる地域差や、明治以降に外国から伝わった可能性を含めた歴史的変遷を論じ、人々に伝承されるべき母と子という普遍的な問題のあり方を問いかける作品である。

柳田国男

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小序

子どもとそのお母さんたちとに、ともどもに読めるものをという、朝日の企てに動かされたのであったが、私にはもうそういう註文に合うような文章を書くことができなくなっているらしい。「こども風土記」が新聞に連載せられている間、面白く読んでいるよと言って励ましてくれた人は多かったが、それはたいていは年をとった仲間だけであった。近所のまたは親しい少年少女の中には、気をつけていたけれども、読んでいる者ははなはだ少なかった。

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