TORENDIA
蘭郁二郎氏の処
女作
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
TORENDIA
蘭郁二郎氏の処女作
本文約430字 ・ 読了時間 約1分
あらすじ(AIが作成しました)
曲馬団育ちの美少女と醜い少年の悲恋の果てに心中する筋書きの「夢鬼」を繰り返し読んだ興奮を語り、蘭郁二郎の才能を讃える大倉燁子の書評。
速度
🎧 蘭郁二郎氏の処女作 / 朗読音声: VOICEVOX:玄野武宏
💰 この本を応援する(投げ銭)
1 / 1
「探偵文学」誌上で発表された時、非常な好評を博した蘭郁二郎氏の「夢鬼」がこの度上梓された。私は早速また繰返して読んだ。いくたび読んでも面白い。
妖魔の如き美少女葉子と、醜い憂鬱な少年黒吉との曲馬団の楽屋裏における生立から始まり、幼い二人はいつか互に愛しあうようになる。葉子にとっては戯れのようなこの恋も、黒吉にとっては実に命がけのものであったが、やがて移り気な彼女に捨てられる。恋に破れた彼は彼女を遂に殺し、その死体を抱いて飛行機から飛降り心中をするという終端まで一気に読んでしまった。そしてその後もなお妖しき興奮はなかなか冷めなかった。黒吉少年が最も得意とするブランコからブランコに飛びうつる曲芸がある、その空を切って懸命に影を描き得られたのではあるまいか。この点だけでも心霊学に造詣ふかい方だと想像される。「夢鬼」以下五つの短篇を添えてあるが、何れも興味ふかく読んだ。「歪んだ夢」もやはり心霊小説のような気がした。この五篇の中では「魔像」が一番面白かった。
完
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子の他の作品
TORENDIA
鳩つかひ
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
鳩つかひ
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
TORENDIA
魂の喘ぎ
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
魂の喘ぎ
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
TORENDIA
情鬼
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
情鬼
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
TORENDIA
蛇性の執念
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
蛇性の執念
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
TORENDIA
深夜の客
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
深夜の客
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
TORENDIA
鷺娘
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
鷺娘
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
TORENDIA
黒猫十三
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
黒猫十三
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
TORENDIA
恐怖の幻兵団員
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
恐怖の幻兵団員
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
TORENDIA
機密の魅惑
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
機密の魅惑
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
TORENDIA
消えた霊媒女
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
消えた霊媒女
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
TORENDIA
アンケート
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
アンケート
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 ・ 約2分
TORENDIA
素晴しい記念品
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子
素晴しい記念品
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 ・ 約4分
同じジャンルの朗読つきの本
TORENDIA
春はよみがえる
小川未明
春はよみがえる
小川未明 ・ 約15分
TORENDIA
Ein Zwe
i Drei
堀辰雄
Ein Zwei Drei
堀辰雄 ・ 約6分
TORENDIA
家長の心配
フランツ・カフカ Franz Kafka
家長の心配
フランツ・カフカ Franz Kafka ・ 約6分
TORENDIA
〔たゞかたくな
のみをわぶる〕
宮沢賢治
〔たゞかたくなのみをわぶる〕
宮沢賢治 ・ 約1分
TORENDIA
誕生日
原民喜
誕生日
原民喜 ・ 約3分
TORENDIA
ある自殺者の手
記
モオパッサン
ある自殺者の手記
モオパッサン ・ 約14分
TORENDIA
『地球盗難』の
作者の言葉
海野十三
『地球盗難』の作者の言葉
海野十三 ・ 約13分
TORENDIA
赤いえり巻き
小川未明
赤いえり巻き
小川未明 ・ 約9分