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TORENDIA

僕は精神が好きだ

本文約340字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

理論化された思想には胡散臭さを感じ、むしろ人間の盲目的な行為や精神そのものの爆発を愛すると説く、大杉栄の思想的宣言。

大杉栄

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🎧 僕は精神が好きだ / 朗読音声: VOICEVOX:春日部つむぎ

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僕は精神が好きだ。しかしその精神が理論化されると大がいは厭になる。理論化という行程の間に、多くは社会的現実との調和、事大的妥協があるからだ。まやかしがあるからだ。

精神そのままの思想はまれだ。精神そのままの行為はなおさらまれだ。生れたままの精神そのものすらまれだ。

この意味から僕は文壇諸君のぼんやりした民本主義や人道主義が好きだ。少なくとも可愛い。しかし法律学者や政治学者の民本呼ばわりや人道呼ばわりは大嫌いだ。聞いただけでも虫ずが走る。

社会主義も大嫌いだ。無政府主義もどうかすると少々厭になる。

僕の一番好きなのは人間の盲目的行為だ。精神そのままの爆発だ。しかしこの精神さえ持たないものがある。

思想に自由あれ。しかしまた行為にも自由あれ。そして更にはまた動機にも自由あれ。

完

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