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TORENDIA

編輯室より(一九一四年一月号)

本文約2,800字 ・ 読了時間 約6分

あらすじ(AIが作成しました)

武者小路実篤から「世間知らず」を軽蔑しているとの指摘を受けたことに対し、誤解を解くべく抗議を綴る。また、自身の執筆態度や女性に対する世間の偏見について批判的に論じる。併せて、野上弥生子の「指輪」を紹介し、その情緒豊かな作風を評価する一方、同作を非難した中村孤月の無理解で乱暴な批評姿勢を厳しく弾劾し、真の批評家に求められるべき寛容さと深い理解の欠如を指摘する。

伊藤野枝

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🎧 編輯室より(一九一四年一月号) / 朗読音声: VOICEVOX:春日部つむぎ

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□「武者小路氏に」 十二月号白樺の誌上で私が「世間知らず」を軽蔑してゐるさうだとのことをお書きになつたのを拝見して私は本当に意外に存じました。本当に心外に思ひます。  私は他人の作品に対して無暗とさう軽蔑したり悪く云つたりしたことは御座いません。何時でも私は自分で創作するときの気持や何かに思ひ合はせては他人のものを読んだり批評したりする時にはどんな小さなつまらないものに対しても相当の敬意を払ふことは忘れません。殊に私はもうずつと以前からあなたのお書きになるものは可なり深い注意と尊敬をもつて忠実に拝見して居ります。だのに私が「世間知らず」を軽蔑したなんと云はれることは本当に意外で御座います。

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