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TORENDIA

「世界怪奇実話」序文

本文約480字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

「事実は小説よりも奇なり」の興味に導かれ、欧米漫遊中に蒐めた怪奇な実話を厳選して連載してゆくと宣言する牧逸馬の序文。

牧逸馬

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🎧 「世界怪奇実話」序文 / 朗読音声: VOICEVOX:青山龍星

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一、僕の「世界怪奇実話全集」である。読物として、文句なしに面白いものでありたい。これが僕の念願だ。 一、世界怪奇実話――怪奇は、謂わば荒唐だ。同時に実話は、文字通り厳正に事実だ。荒唐さと事実と、その表面背馳する二つの概念が混然一致するところに「世界怪奇全集」のイットが潜む。 一、僕は過般欧米を漫遊中、この実話に「事実は小説よりも奇」なる興味と、血の通っている把握力を感じて、凡ゆる種類の材料を蒐めて来た。その中から厳選して、中央公論に連載中のものを主に、以下続々この「世界怪奇実話全集」の刊行をつづけて行きたい。 一、文献的な意味でも、軈て世界的な一大集成にしたい野心である。これが相当出来上れば、ちょっと類のない仕事だと思う。犯罪だけとは限らない。およそ怪奇な事実物語ならば何でも取り入れる心算である。 一、僕は外遊中努めて其の一つ一つの事件の現場を訪れて、僕自身実際に調査した部分もある。 一、諸君と倶に悠々楽しむために、これは不定期刊行の全集である。日本では一つの新しい試みであると思う。 一、さて、いま諸君は、僕と一緒にこの世界探奇旅行に出発する。 牧 逸馬

完

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