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TORENDIA

ジェームズ・ワット

本文約6,100字 ・ 読了時間 約13分

あらすじ(AIが作成しました)

科学技術の発展が社会をいかに変えてきたかを辿り、十八世紀末からの産業革命の原動力となった蒸気機関に着目する。古来より多くの人々が蒸気の利用を試みてきた歴史を概観し、ドニ・パパン、トーマス・セーヴァリー、ニューコメンらによる先駆的な改良と苦心の過程を記す。その上で、ジェームズ・ワットが凝結器の考案や両動式の工夫によって蒸気機関を飛躍的に発展させ、いかに世界の歴史と社会のあり方を決定づけたかを伝記的に描き出す。

石原純

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🎧 ジェームズ・ワット / 朗読音声: VOICEVOX:春日部つむぎ

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機械の発明

科学が昔からどんな風に進んで、またその影響をどう社会に及ぼして来たかという歴史をよく見てゆくと、なかなかおもしろいのです。科学は学問として絶えず進んでゆくのですが、それに伴れていろいろな便利な機械が発明されて来るので、そうすれば世のなかの人々はどうしてもそういう機械を利用しないではいられなくなります。すると機械の発達に従ってすべての物の生産や、また交通の有様などがちがって来ますから、つまりはそれが人間の社会の有様を変えてゆくことになるので、このようにして昔から今日に至るまで文化が発達して来たのだと云ってもよいのでしょう。このように考えてゆくと、人間の社会にとって科学がどれほど重要なものであるかと云うことも、始めて本当にわかって来るのでしょう。

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