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TORENDIA

生活的共感と文学

本文約330字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

この数年で自分の生活に起きた変化が、多くの国民に共通する変わり方であると感じ、その実感が文学を動かす原動力になりうると考察する宮本百合子の随筆。

宮本百合子

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🎧 生活的共感と文学 / 朗読音声: VOICEVOX:もち子さん

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私の生活も随分夥しい或は根本的な変化をうけていますが、それはおそらく、この四年の間に成金になりもしなかった大多数の国民が、その日々で経て来ている、その変りかただと思います。事の端々では、いろいろ特別な点もあるわけですが、しかし総ての変りかたに益々自分一個のことではないのだという感じが深まって来て、文学の仕事にたずさわる者としてこの感覚は一つの収穫とよび得るものではなかろうかと思います。

文学の分野では、窮局には、この感じがみんなの生活の変化につれて愈々実感されて来て、文学も動いてゆくのだろうかと思います。文学の様式或は場面の模索から一歩深いところで文学が生まれて来る動因になるのではないだろうかと思います。勿論時間と忍耐の要されることです。

〔一九四一年七月〕

完

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