ウミベノマヒゴ
本文約830字 ・ 読了時間 約2分
あらすじ(AIが作成しました)
海水浴場へ訪れたヨシヲサンは、注意を聞かずに海へ飛び込み、長い時間水の中に浸かってしまう。やがて母親が目を覚ますと、周囲が迷子騒ぎで騒がしくなっている。そこへ海水浴場の番人が、髪が逆立ち肌が真っ青な、河童の化け物のような姿の男の子を連れて現れる。周囲がその奇妙な姿に笑う中、母親はどこかで見た顔だと不思議に思う。日光を浴びて元の姿に戻った迷子がわが子だと気づいた母親の混乱と顛末を描く。
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ウミベヘツイタ時ニハ、カイガンノスナハ人デマツクロニナツテイマシタノデ、オ母サンハヨシヲサンニ、
「マヒゴニナラナイヤウニネ。ソレカライクラ、オモシロクツテモ、アンマリナガク水ノ中ニハイツテヰルト、カラダニドクデスカラネ。」トイヒマシタガ、ヨシヲサンハモウウミノ中ヘトビコンデシマヒマシタ。
ソノウチニ、オ母サンハネムクナツタノデ、パラソルノ下デ、グツスリネムリコミマシタ。
「マヒゴダ、マヒゴダ。」トアタリガキウニサワガシクナツタノデ、オ母サンハ目ヲサマシマシタ。
「マヒゴデス。オココロアタリノ方ハアリマセンカ。」トカイタ大キナハタヲモツテ、小サナ男ノ子ノ手ヲ引イタカイスイヨクジヨウノバン人ガムカフカラ歩イテ来ルノガミエマシタ。
ソノマヒゴノヤウスノヘンテコリンナコトトイツタラ 水ノ中ニムヤミト長クツカツテヰタトミヘテ、アタマノ毛ハ一本、一本、サカダチ、カホモカラダモマツサヲ、クチビルハムラサキ色。ヨシヲサンノオ母サンハ、オカシクナツテ
「アラ、マア、何テヘンナオ子サンダラウ、マルデ、カツパノオバケミタイダワ。」ト言ヒマシタ。マハリノ人タチハミンナワラヒマシタ。ホントウニ、ヨシヲサンノオ母サンノ言ツタトホリナンデスモノネ。デモ、ヨシヲサンノオカアサンハ、ソノマヒゴヲドコカデ見タコトガアル子ダト思ヒマシタ。ソシテ、
「ハテナ、ドコノオ子サンダツタカシラン。」ト、シキリニアタマヲヒネクツテ考ヘマシタ。
アツイオ日サマノ光デ、マヒゴノカラダモアタマモ、アタマノケモヤツトフダンノ通リ、人間ノ子ドモラシクイキイキトシテキマシタ。ヨシヲサンノオ母サンハキウニトビ上ツテ、
「アラ、アラ、誰カト思ツタラ、アナタハヨシヲサンヂヤナイノ。ホントニ、ドウモ、オサワガセシテスミマセンデシタ。アリガタウゴザイマス、アリガタウゴザイマス。」トバンニンニオレイヲ言ツテ、ヨシヲサンヲウケトリマシタ。マハリノ人ハトテモオカシカツタノデスケレド、ヤツトガマンシテワラヒマセンデシタ。
完