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TORENDIA

川

本文約180字 ・ 読了時間 約1分

※本文が短いため「あらすじ」は省略いたします。

原民喜

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🎧 川 / 朗読音声: VOICEVOX:波音リツ

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彼の家は川端にはなかったが、彼の生れた街には川が流れてゐた。彼の記憶にも川が流れてゐた。

雪が東京の下宿屋の庭を埋めた日、床のなかで彼は遠くの川を想った。

春が来て彼は故郷へ帰って川上を歩いてみた。川にみとれながら、川にみとれた記憶にみとれながら。

ある日、東京から友達が来たので彼は何気なくその男に川上の風景を案内した。友達は一向興もなさげに彼について歩いた。

完

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