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TORENDIA

宇宙の二大星流

本文約2,100字 ・ 読了時間 約5分

あらすじ(AIが作成しました)

太陽系を含む無数の恒星が宇宙空間を猛烈な速度で移動している事実に着目し、天文学における太陽の運行に関する旧来の説と、ハーシェルやカプタインによる近年の星の運動に関する二大星流説を論じる。太陽が他の恒星群と共に特定の方向へ向かって動いているという観測結果を挙げ、宇宙を駆け抜ける天体の運動がもたらす広大かつ神秘的な様相を綴る。

寺田寅彦

速度
🎧 宇宙の二大星流 / 朗読音声: VOICEVOX:波音リツ

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我邦のような湿気の多い土地では、空が本当によく晴れ切って天の河原の砂も拾えそうな夜は年中でわずかしかない。先ず十二月から正月へかけて二ヶ月くらいなものであろう。天文学者はこの機を利用して観測に耽り、詩人宗教家はこの間に星月夜の美観を唱い造化の偉大を頌える事が出来る。それで時節柄天体の運動に関する最新の大発見をちょっとここで読者に御紹介しておきたい。

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