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TORENDIA

易疑

本文約8,500字 ・ 読了時間 約18分

あらすじ(AIが作成しました)

易について生じた疑問を論じる。本書は、彖傳や象傳が経文の原意と一致しない点や、易の爻辞に含まれる言葉から、易が成立した年代を戦国時代から漢初の頃と推測する。さらに、かつて巫が用いた筮法が時代の推移とともに民衆へ広がり、春秋戦国時代を経て思想的な変容を遂げながら、次第に現在の形へとまとめられていった過程を考察する。

内藤湖南

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易に關する疑問は古くは宋の歐陽修に易童子問の著あり、我邦に於ても伊藤東涯などからして新らしく研究する學者があつて、最近には我が本田成之君が、本誌上に於て作易年代考を發表せられた。それらの人々の研究は何れも皆有益なものであるが、予は其以外に近頃多少考へ得た所があり、且易の成立つ由來に就いても考へ得た所があるから、茲に其大略を述べて吾黨の士の批評を得たいと思ふ。

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