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TORENDIA

写真(一幕)

本文約6,900字 ・ 読了時間 約14分

あらすじ(AIが作成しました)

東京郊外にある三好大尉の家で、夫人が隣の細君に写真を見せながら談笑している。その最中に夫人の正装写真が写真帳から紛失し、女中の所持が発覚する。問い詰められた女中は、国元で自身が立派な家で奉公していると証明するために必要だったと事情を話す。大尉は女中の身の上を慮り、家族揃っての写真を撮ることを提案して場を収める。家庭内の些細な騒動を通じて、人間模様や当時の社会の一端を描く。

岸田國士

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🎧 写真(一幕) / 朗読音声: VOICEVOX:もち子さん

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人物

三好大尉

三好夫人

女中

隣の細君

忠坊

東京の郊外――初秋の午後。

三好大尉の家――庭に面した八畳の座敷。

[#改ページ]

縁先に腰をかけ、一心に写真ブツクの写真に見入つてゐるのが隣の細君である。

そこへからだを乗り出すようにして、頻りに写真の説明をしてゐるのが三好大尉夫人。

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