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TORENDIA

妖女の舞踏する踏切

本文約310字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

品川近くの「魔の踏切」で、線路にふらふらと迷い込んだ青年。花の香りに誘われ、踊る美女たちに手招きされたと語るその体験を伝える田中貢太郎の怪談。

田中貢太郎

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🎧 妖女の舞踏する踏切 / 朗読音声: VOICEVOX:九州そら

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品川駅の近くに魔の踏切と云われている踏切がある。数年前、列車がその踏切にさしかかったところで、一方の闇から一人の青年がふらふらと線路の中へ入って来た。機関手は驚いて急停車してその青年を叱りつけた。

「前途のある青年が、何故そんなつまらんことをする」

すると、青年ははじめて夢から醒めたようになって、きょろきょろと四辺を見まわしながら云った。

「それが不思議ですよ、ここまで来ると、このあたり一面に美麗な花が咲いてて、何とも云えない良い匂がするのです、それにそこにはな女がたくさんいて、それが何か唄いながら踊ってたのですが、それが私の方を見て、いっしょに踊らないかと云って招くものですから、ついその気になって、ふらふらと入ったのですよ」

完

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