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TORENDIA

はつゆめ

本文約1,900字 ・ 読了時間 約4分

あらすじ(AIが作成しました)

野球の試合で補欠だった正ちゃんは、逆転の好機に代打で登場し、見事に本塁打を放ってチームを勝利へ導く。その活躍で正ちゃんは周囲から称賛され、友人らと楽しい正月の一日を過ごす。その後、おはじきで負けて泣いていたとめ子さんのために、正ちゃんは神社で相手と対戦し、神様に祈りながら見事に勝利して持ち物を取り戻す。夢の中で英雄的な活躍を見せた少年が、神社に響く太鼓の音とともに目覚めるまでを描く物語。

小川未明

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🎧 はつゆめ / 朗読音声: VOICEVOX:玄野武宏

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正ちゃんは まだ ふとい バットを ふれなかったので、きょねんは おうえんだんちょうに なりました。正ちゃんは はやく せんしゅに なりたかったのです。

きょうは ことしの はつしあいでした。正ちゃんは ほけつで きて いると、あいての 西校の せんしゅたちは、ほんとうに よく うちました。いくら こちらが、がんばっても、なかなか おいつきません。この まま すすめば 二てんの さで、こちらの まけと なります。九かいの うら、やっと 二死まんるいに こぎつけました。ここで ヒットが 一つ でれば、どうてんと なるのです。

「だれを だそうか。」

と、東校の せんしゅたちは そうだんを しました。

「正ちゃん、きみは あてると、いい たまを だすから、やって ごらん。」

と いいました。

正ちゃんは この ときと おもいました。ふとい バットを もって でました。みて いる ものが、みんな あせを にぎりました。

「正ちゃん、しっかり おやりなさい。」

と いったのは、とめ子さんです。

正ちゃんは、かおを まっかに して、力いっぱい バットを ふりました。カンと 音が すると、すごい あたりでした。

「ヒット、ヒット。」

と、いう こえが おこりました。つづいて、

「ホームラン、ホームラン。」

と、いう こえが おこりました。たまは ぐんぐん のびて、はらっぱの くさむらの 中に おちたのです。

「正ちゃん、えらいなあ。」

東校は、ついに 一てん かちこして、西校を やぶりました。

「えらいね、正ちゃん。」

と、とめ子さんが よろこんで くれました。

「正ちゃん、きみは こんどから、三るいしゅに なりたまえ。」

と、きまりました。みんなは きょうの しゅくんしゃ 正ちゃんを いわって、手を パチパチと たたきました。

「正ちゃん、たこをかいに いっしょに いかない。」

と、武ちゃんが いったので、町へ いっしょに いくと、初荷の 車が やって きました。こめだわらの 上に、だいこくさまを かざって、青や 赤の ふうせんだまが いくつも ついて いました。とおりすぎる ときに、車の 上に たって いる 人が、

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