TORENDIA
作者附記〔「火
」『群像』連載
第一回〕
坂口安吾
TORENDIA
作者附記〔「火」『群像』連載第一回〕
本文約300字 ・ 読了時間 約1分
あらすじ(AIが作成しました)
連載小説「火」の位置づけと構成を説明する作者付記。戦時内閣や内乱を描きながらも、登場人物や事件はすべて架空であり、史実に似ていながら最も真実な歴史的小説でありうると語る。
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🎧 作者附記〔「火」『群像』連載第一回〕 / 朗読音声: VOICEVOX:雨晴はう
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この小説は「新潮」三、五、六、七月号所載の「にっぽん物語」第一章、その一「スキヤキから一つの歴史がはじまる」につゞくものであります。以下三カ月にわたって第一章「その二」を連載し、六カ月休んで第二章を、また六カ月休んで「第三章」を、そのようにして全五章を書き終る予定であります。
この小説にはモデルはありません。戦時内閣の総理大臣も現れますが、東条でも近衛でもありません。内乱も起りますが、五・一五にも、二・二六にも似つかない架空のものであります。歴史的真実は日本の敗戦のみ、他は人物も事件もすべて作者の創作であります。したがって、歴史には似ていないが、しかし最も真実な歴史的小説で有りうるかも知れません。
完
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