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TORENDIA

とけない問題

本文約18,700字 ・ 読了時間 約38分

あらすじ(AIが作成しました)

元犯罪者のフランボウは、犯罪調査者として殉教者の聖物箱の護衛を依頼される。彼は親友のブラウン神父を誘い、大寺院へ向かう道中で奇妙な宿屋に立ち寄る。聖物が収められた修道院では、有名な泥棒が箱を狙い、精巧な偽装工作で修道僧を惑わす。フランボウが犯人と対峙する一方、神父は事件の裏にある家族の事情や人々の信仰に思いを馳せ、宇宙の謎と対比させながら聖別式を見守る。

G・K・チェスタートン G. K. Chesterton

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この変てこな事件――ブラウン神父が出合つた多くの事件の中でも或る意味で一番変てこな事件が起つたのは、たまたま例のフランス人の友達フランボウが犯罪商売から隠退して、犯罪調査者の商売を大元気で盛大に開業していたときであつた。偶然またフランボウは、泥棒としても泥棒捕獲者としても、どちらかといえば宝石泥棒を専門にしていて、この問題については、宝石の鑑定およびそれと同様に実際的な宝石泥棒の鑑定という点で、双方ともエクスパートだと認められていた。そこでこの物語がはじまる特別の日の朝、フランボウが友達の坊さんに電話をかけたのは、この問題についての彼の特殊な知識と、それだからこそ依頼を受けた特殊な任務に関係することであつた。

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