本文へ移動
TORENDIA

若い婦人のための書棚

本文約8,000字 ・ 読了時間 約17分

あらすじ(AIが作成しました)

読書家が限られた時間の中で自身の生活を豊かにするために選ぶべき本や、一貫した読書方法について綴る随筆。著者は家族制度を学び社会における女性の地位を理解するための叢書や、家庭や恋愛と絡めて婦人問題を扱う人類学的著作を提示する。さらに古典から現代文学までを社会史の観点から見渡し、個人の努力で困難な人生を切り拓こうとする姿勢を尊ぶ視点から、特定の作品を比較しつつ女性の生き方を考察する読書プランを提案する。

宮本百合子

🎧 まだ音声版はありません

リクエストが集まると、作家に音声化の需要が伝わります。

💰 この本を応援する(投げ銭)

1 / 12

私たちのまわりには何と沢山の本があることだろう。ほとんどおそろしいほどどっさり本がある。けれども、私たちがそれを読む時間も金も限られており、何かの形でまとまった系統を立てて、ごく毎日の生活の滋養になるような工合に本を選び、それをポツポツと読んでゆくことは容易でない。

ブック・レビュウをして深く感じることは、ただ月二三冊の新刊の本をとりあげていって見ても、読者の本を読んでゆく一貫した方法というものに対しては、大して貢献するところがないであろうという不安である。そこで、本月と来月とはこれまでのいわばしきたりを変えて、一つちょっとした試みをして見たいと思う。何年の間でも読者に役に立つような読書プランというようなものを、即興的にではあるが、こしらえて見たい。

宮本百合子の他の作品

同じジャンルの朗読つきの本