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TORENDIA

脚本難

本文約1,100字 ・ 読了時間 約3分

あらすじ(AIが作成しました)

新劇における脚本選定の在り方と、観客が芝居に求める娯楽性を論じる。芸術性のみを重視し、重苦しい人生や苦悶を描くことに偏りがちな現代劇の傾向に疑問を投げかける。観客が日常の単調さから逃れ、舞台上に陽気で滑稽な人物や胸のすくような生活を求めていることを指摘する。芸術と営利のバランスを保ち、観客を楽しませる作品の必要性を訴え、当代日本の劇作家に向けて新しい劇作の在り方を問いかける。

岸田國士

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🎧 脚本難 / 朗読音声: VOICEVOX:春日部つむぎ

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僕は嘗て本欄(時事新報)で、『上演目録』と題し、新劇団体存立の主要条件として、上演脚本選定に払ふべき注意の、忽せにすべからざるを説いたが、そして、「芸術的に」といふ信条以外に、「寛いだ興味」によつて、好意ある見物を惹き之を囚へる工夫をしなければならないことに言及して置いた。「寛いだ興味」――これは、決して、芸術と相容れないものではない。営利本位の劇場を向うに廻し、兎も角も経済的基礎を確立し、その存続を完うする為めには、決して、「演劇研究者」のみを対手としてはならない。――かういふ点をも、暗示して置いた。

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