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TORENDIA

葉桜(一幕)

本文約9,100字 ・ 読了時間 約19分

あらすじ(AIが作成しました)

四月下旬の真昼、居間で縫いものをする母と雑誌を読む娘は、娘の縁談について言葉を交わす。相手の男性の不可解な態度や、結婚に対する本人の意欲の薄さに母は不信感を抱く。娘も男性の振る舞いに戸惑いながらも相手を嫌ってはいない様子を見せる。母は縁談を断る提案をするが、娘の複雑な心情に触れ、母娘の間で揺れ動く感情と、これからの将来に対する不安や期待が交錯する様を描く。

岸田國士

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[#ページの左右中央]

人物

母

娘

時  四月下旬の真昼

所  母の居間――六畳

[#改ページ]

開け放された正面の丸窓から、葉桜の枝が覗いてゐる。

母は、縫ひものをしてゐる。

娘は、その傍らで、雑誌の頁を繰つてゐる。

――間。

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