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窓の水滴は、家からの知らせ ― 冬の結露とカビを減らす、暮らしの工夫

本文約8,200字 ・ 読了時間 約17分

霧島 蒼

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🎧 窓の水滴は、家からの知らせ ― 冬の結露とカビを減らす、暮らしの工夫 / 朗読音声: VOICEVOX:波音リツ

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朝、窓ガラスが濡れている ― 最初の一分

朝、窓ガラスが、濡れている。

ふいて、おしまい。そうしていませんか。

東京都の案内は、こう教えています。窓の結露が止まっても、水分そのものは消えません。居場所を変えて、押入れや家具の奥で結露し、カビがたくさん生えてしまうことがある、と。

窓の水滴は、家からの知らせなのかもしれません。

この本を聴き終えると、結露とカビを減らす、三つの合言葉が分かります。

はかる。入れかえる。すきまをあける。

では、はじめましょう。

なお、この本は、建築や衛生の専門家の立場から、断定するものではありません。東京都の公表資料にもとづいて、筆者が自分の言葉でまとめました。資料には、更新から年月がたったものも含まれます。

はじめに ― 冬の窓と、家の中の水分

冬の朝。窓ガラスに、水滴がびっしり。

カーテンの裏が、湿っている。押入れを開けると、においがする。

そんな経験をした方は、多いのではないでしょうか。

この本は、冬の結露と、カビを減らすための本です。

お話しの土台は、東京都の公表資料です。東京都保健医療局の、居住環境の案内。それから、東京都アレルギー情報ナビの、室内環境の案内です。

先に、お断りしておきます。

資料の中には、更新が平成二十九年や平成三十年のものがあります。ですから、この本では、全国の基準のようには書きません。数字や目安は、すべて東京都の案内のものです。

湿度の目安は、資料によって、考え方が違うことがあります。別の本でお話しした、かぜの予防のための数字とは、混ぜません。

アレルギーの診断や治療、薬のお話しも、しません。気になる症状がある方は、かかりつけの医師などに、ご相談ください。

特定の商品や、メーカーも、おすすめしません。

流れは、次のとおりです。

まず、結露とは何かを、お話しします。

つぎに、三つの合言葉を、順番に見ていきます。

そのあと、場所ごとの見直しと、カビが生えたときの注意。後半では、ダニとのつながりと、家族の小さな約束です。

最後は、今週できる三つのことです。

第一章 結露とは

窓だけでは、ありません

窓の結露は、よく知られています。

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