💰 この本を応援する(投げ銭)
朝、窓ガラスが濡れている ― 最初の一分
朝、窓ガラスが、濡れている。
ふいて、おしまい。そうしていませんか。
東京都の案内は、こう教えています。窓の結露が止まっても、水分そのものは消えません。居場所を変えて、押入れや家具の奥で結露し、カビがたくさん生えてしまうことがある、と。
窓の水滴は、家からの知らせなのかもしれません。
この本を聴き終えると、結露とカビを減らす、三つの合言葉が分かります。
はかる。入れかえる。すきまをあける。
では、はじめましょう。
なお、この本は、建築や衛生の専門家の立場から、断定するものではありません。東京都の公表資料にもとづいて、筆者が自分の言葉でまとめました。資料には、更新から年月がたったものも含まれます。
はじめに ― 冬の窓と、家の中の水分
冬の朝。窓ガラスに、水滴がびっしり。
カーテンの裏が、湿っている。押入れを開けると、においがする。
そんな経験をした方は、多いのではないでしょうか。
この本は、冬の結露と、カビを減らすための本です。
お話しの土台は、東京都の公表資料です。東京都保健医療局の、居住環境の案内。それから、東京都アレルギー情報ナビの、室内環境の案内です。
先に、お断りしておきます。
資料の中には、更新が平成二十九年や平成三十年のものがあります。ですから、この本では、全国の基準のようには書きません。数字や目安は、すべて東京都の案内のものです。
湿度の目安は、資料によって、考え方が違うことがあります。別の本でお話しした、かぜの予防のための数字とは、混ぜません。
アレルギーの診断や治療、薬のお話しも、しません。気になる症状がある方は、かかりつけの医師などに、ご相談ください。
特定の商品や、メーカーも、おすすめしません。
流れは、次のとおりです。
まず、結露とは何かを、お話しします。
つぎに、三つの合言葉を、順番に見ていきます。
そのあと、場所ごとの見直しと、カビが生えたときの注意。後半では、ダニとのつながりと、家族の小さな約束です。
最後は、今週できる三つのことです。
第一章 結露とは
窓だけでは、ありません
窓の結露は、よく知られています。