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きのう、何歩、歩きましたか ― 最初の一分
あなたは、きのう、何歩、歩きましたか。
国の調査では、日本人の一日の平均は、約六千三百歩でした。令和元年度の数字です。
国が目標にしているのは、二十歳から六十四歳で、一日八千歩です。
でも、この本は、「八千歩、歩きましょう」という本ではありません。
この本を聴き終えると、今日から足せる「あと十分」が分かります。
きついトレーニングは、いりません。特別な道具も、いりません。
合言葉は、スイッチテン。
スイッチは、切りかえること。テンは、十分です。
座っている時間を十分へらして、動く時間を十分ふやす。それだけです。
なお、この本は、医師や運動指導の専門家の立場から、断定するものではありません。国の資料にもとづいて、筆者が自分の言葉でまとめました。
では、はじめましょう。
はじめに ― 「動く」ことの、新しい考え方
運動は、きらい。時間がない。続かない。
そう感じている方は、多いと思います。
この本は、そうした方のための本です。
お話しの土台は、厚生労働省が示している、国の指針です。名前は、健康づくりのための身体活動・運動ガイド、二〇二三です。
この指針の基本の考え方は、とてもやさしいものです。
「今よりも、少しでも多く、体を動かす」。
これだけです。
数字は、ところどころに出てきます。でも、数字は、あくまで目安です。全員が、必ず達成しなければならない基準では、ありません。
また、体力や、健康の状態には、個人差があります。持病のある方、体力に自信のない方、転ぶのが心配な方は、かかりつけの医師などに、ご相談ください。
この本は、診断や、運動の指導をするものでは、ありません。
また、特定の商品や、施設、アプリは、おすすめしません。いま、あるもので、できることを、集めました。
内容は、厚生労働省の健康情報サイト、イーヘルスネットの、ページにもとづいています。
数字は、そのつど、どの資料のものかを添えます。
全体の流れは、次のとおりです。
まず、数字で、いまの歩数を見ます。
つぎに、国の指針の、基本の考え方をお話しします。