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TORENDIA

コクトオの『声』その他を聴く

本文約1,300字 ・ 読了時間 約3分

あらすじ(AIが作成しました)

仏蘭西の新しい舞台録音を聴いた経験から、戯曲の肉声化がもたらす舞台の可能性と、日本の新劇が抱える課題を論じる。俳優の演技による戯曲の立体化が、作品の魅力を数層倍に引き上げる様を再認識し、その水準と日本の現状との乖離を指摘する。さらに、詩的朗誦における言葉の交響楽という新形式を紹介し、純粋演劇の可能性を考察する内容を収める。

岸田國士

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🎧 コクトオの『声』その他を聴く / 朗読音声: VOICEVOX:波音リツ

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最近、仏蘭西版の新しい舞台のレコオドを幾枚か聴く機会を与へられた。

コクトオの「声」はベルト・ボヴィイといふ女優、ミルボオの「事業と事業」を例のフェロオヂイ、ラシイヌの「アンドロマアク」を名悲劇女優バルテといふ風に、僕の耳と心は、再び、十年前の巴里へ舞ひ戻つた次第だが、僕は今ここで、この晩の楽しく、且つ、胸を打たれた数刻の印象を物語らうとするのではない。

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