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TORENDIA

空の赤きを見て

本文約10,700字 ・ 読了時間 約22分

あらすじ(AIが作成しました)

東京の裏町で病床に伏す周蔵は、国へ帰ることを切望する。子供である周一と美代は、父の願いと現実的な経済的困窮との間で葛藤を深めていく。ある日、周一の勤務先から社員が訪れ、周一に横領の疑いがかけられていることが発覚する。困窮する一家のなかで、病気と向き合う周蔵と、それぞれの生活や倫理観に苦悩する子供たちの複雑な人間模様を描く。

岸田國士

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人物

周蔵

周一

兼子

美代

医師

宮下

東京の裏町――周蔵一家の住居

座敷に通ずる茶の間

[#改ページ]

座敷は周蔵の病室になつてゐる。屏風の陰から時々、力のない咳が聞える。

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